妖精に出会ったら?
先日、美しい本を読みました。
『妖精の手引き書』
美しい涙
本自体も美しいのですが、中身もとても可愛く充実しています。
こういうエピソードは大好物♡
繊細でキレイ
いわば一目惚れをして購入したこの本は、フェアリーマガジンという雑誌を発行している編集部から出された本のようです。
その後、よくよくネット上を辿っていくと現在は"ENCHANTED LIVING"という雑誌名で発行されているよう。
HPを見にいくと、当然英語で困ってしまうのですが 笑、画像が超キレイなのですー
バックナンバーが欲しい、買おうかな。
話を『妖精の手引き書』に戻します。
この本が良いのは妖精初心者の心をぐっと掴むビジュアルと内容だと思います。
いわゆるフェアリーや妖精と聞いて思い浮かぶような写真から、幼い頃に読んだ童話や民話に出てくるような妖精のお話や、アートや文学といった側面から見る妖精だったり、料理やガーデニング、ファッション等のジャンルだったり、おしゃれに堅苦しくなく妖精のことを知ることができます。
この本をめくると、自分がこういう世界が好きだったことを思い出されました。
この本を読んで、ラッカムタロットに使用されている絵のいくつかは妖精が描かれているシーンをカードに使っていることも判明しました。
いやー知らないってある意味凄い。
ラッカムタロットのビジュアルランキングをした時に、好きなカードの理由として、小人か精霊らしき人を引き連れているのが良い!なんて書いていました。
これは『真夏の夜の夢』の妖精王オーベロンをが描かれたカードなので、当然本人も妖精、引き連れている小人たちも妖精だったという訳です。
そして、こうなると興味の連鎖は続いていきます。
ケルトの妖精のお話についても知りたくなり、本を読み始めました。
これ読むと妖精に対するイメージが変わります
フワフワ、キラキラっていう感じじゃなく、例えば、出会った妖精に対してきちんと礼儀正しく接しないと倍返し以上されるようなお話がいくつもありました。。。
伝統的な妖精話によると、本当は「妖精」という言葉を口にするのは危険。。。ということも知りました。
「良き人たち」と呼んだりするとのこと。ハリポタのヴォルデモートみたい!
アイルランドでは関わると危険と言われているらしい。
今もそうなのかな??
良い妖精もいるけど、人を騙したりする悪い妖精がいたり、上にも書いたけど無礼な態度を取ると怒らせてしまって、倍返し以上の仕打ちを受けるお話もありました。
『妖精の手引き書』のようなポップな感じは一切なく、どちらかというと、日本の妖怪話(とまではいかないのですが、昔話のような感じ)の方が近いかなという印象を受けました。
どうやら今日の「妖精」のイメージを作りあげたのは、シェイクスピアのようです。
"ENCHANTED LIVING"の写真のように現代的な形で表現される妖精もすごーく好きです。
だって、夢があるから。
魔法のような、おとぎ話のような。
伝統的なお話の妖精は今、本を読んだりしてようやく知り始めたけど、ブラックな面も持っている妖精話にも心が惹かれる。
新しきから伝統を知る。
そんな順番も面白いなと思います。
妖精っているのかな?
私はいると思います。
色々と知ってしまった今は、妖精に会ったとしても手放しで喜べませんが、でも、実在しているんじゃないかなー
神様とか天使とかとも違う存在。
万が一、妖精に出会ったら?
私は自分の名前は伝えません。
何がそうさせるのかは分かりませんが、妖精にまつわるアレコレが楽しい毎日です。
しばらく妖精ブームが続きそう。